グングンMac版の一時中止について
最近のmacOSにおけるセキュリティ強化により、グングンを起動できない問題が発生しております。この件につてはグングンMac版ユーザーの皆様にはご迷惑をおかけしており、この場をお借りしてお詫び申し上げます。
起動できない原因は、近年のmacOSに搭載されているゲートキーパーによりApp Store以外からダウンロードしたアプリをブロックする機能が働いてしまうからです。グングンが起動できないのはまさにそれによるものです。都合によりApp Store以外にアプリを置く場合はそのアプリ内に証明書を埋め込む操作が必要であり、当然僕もその操作を試みました。
この年末年始の休みを利用し、12月の初めに取得した開発者IDを使って証明書を取得し、これをグングンに埋め込む作業の手前まで行ったのですが、これをやるにはXCodeという開発者向けの環境を使いこなすスキルが必要であることが判明しました。
見通しが甘かったです。XCode自体、英語のUIであり、マニュアルも全部英語。ネット検索で独学を試みるも開発者向けの専門用語ばかりで、年末年始の付け焼き刃でどうにかなるものではなく一旦Mac版を中止する決断に至りました。
さらにはFileMaker社のアナウンスで今後ランタイム開発環境の中止が決まっていることも判明したのです。
グングンはFileMakerのランタイムアプリという形式で提供させてもらってます。時代の流れで、このランタイムという形式も現在のFileMakerのバージョンを最後に終了になるということです。
そうなるといずれはWindows版も中止せざるを得ないでしょう。
ランタイムが使えなくなるとしてもFileMakerはどんどん進化していますし、グングンも然りです。配布の方法も時代の変化に合わせて変えてゆかねばなりません。
次なる方法の模索に入ったばかりでまだ具体的な案はこれからですが、もっと使いやすい方法を見つけいかなければなりません。
最後に代替え策として、グングンを現在のランタイムアプリの形式ではなく、FileMaker形式の書類として配布する方法があります。
単なる書類ですのでこれを開くアプリさえあれば使うことができます。
開くアプリがなんなのかというと、FileMaker Proです。僕がグングンを開発しているソフトそものもです。
お値段が税込¥62,208(!)。
残念ながらグングンユーザーの皆様に一人一人購入してもらう必要があります。とてもお勧めできる方法ではありません。
しかし現時点では唯一、確実で現実的な方法であります。