Apertureの開発が終了
June 30, 2014

なんとアップルがApertureの開発を終了したそうです。
Apertureとはプロ用のRAW現像ソフトで、デジタル一眼レフで撮った写真の現像から管理、バックアップまで全部やってくれるソフトです。
僕がセラミックワークを行うときは、長時間このソフトのお世話になっています。RAWデータに限らずJPEGでもホワイトバランスや露出の微調整を行ったり、患者さん毎にプロジェクトを作製して管理なんかも長年やってきました。
ライバルであるAdobeのLighiroomは進化し続けているのに、Apertureは2010年からメジャーアップデートが無く、心配が現実となってしまいました。
情報によれば、この秋頃に出るOS X Yosemiteのリリースに合わせてiPhotoと共に「Photos」に統合されるらしいです。
Photosと言えばiPhoneやiPadに付属してくる「写真」アプリの事じゃないですか!
そんなんで大丈夫なの?!
しかも写真データの管理はCloudベースになるって言うし、RAWのデータ量を考えると現実的なんだろうかと心配になります。
Lighiroomに乗り換えようとして今まで何度も思いとどまってきた僕としては、ついにその時が来た感がありますが、ここはもう一度アップルに期待してみようと思います。古くはOS9からOS Xになった時もそうでした。こんなスカスカなのにクソ重くてアイコンばかりバカでかいOS、勘弁してほしいというのが第一印象でしたが、今となっては嘘のようだし、初代iMacが出たときも、フロッピーディスクが無い!USBって何?と散々翻弄されたましたが、1年後にはそれが普通の時代になっていました。
使い慣れたモノをいつまでも同じように使い続けるのも一つの方法ですが、デジタルに関しては必ずしもそれが最良ではありません。アプリのレベルで新しい技術が出てくる事ももちろんありますが、もっと大きなくくりで概念そのものから新しくなる場合もあるので、それに拒絶反応を起こさずに受け入れられるかがとても大事だと思います。特に僕くらいの年齢になると頭も硬く、頑固になりがちですので。
Apertureの開発終了に落胆ばかりしていないで、次にアップルが仕掛けてくる写真管理の技術に期待したいと思います。